多汗症の手術ってどんなものがあるの?

多汗症を治療するための手術方法はいくつかあります。
今日はその手術方法を見ていきます。

多汗症の代表的な手術方法はこの2つです。

・交感神経切除手術
・超音波治療法

では交感神経切除手術を見て行きましょう。
交感神経切除手術とは、多汗症の原因でもある交感神経を切除します。
そのことで汗を止めてしまおうという手術です。

この手術ではその部位の汗を止めることがほぼ確実にできます。

最近では、内視鏡を使用した手術を行うようです。
そのため手術時間も短時間で終わります。
その上、傷跡が目立ちにくいです。

また、嬉しい事にこの手術は手術をしたからといって入院する必要はありません。
手術を受けてもそのまま自宅に帰宅可能です。

では次の超音波治療法をみていきます。
超音波治療法とは、超音波によって、ワキの下にある汗腺や皮脂腺を破壊する手術です。
この手術はワキガ治療でも用いられる手術方法です。
あなたも聞いたことがあるでしょうね。

ですがこの超音波治療法はワキの下の多汗症に効果があるのです。

多汗症手術を受ける場合は、この2つのうちのどちらかになります。

手術による痛みはそれほど感じないようです。
ですが残念ながら副作用などのリスクがあります。

手術前に専門医から事前に納得がいくまで説明を受けてましょう(^^)

手術を受けてから後悔しないようにしましょう。
ですから手術にはくれぐれも慎重に検討してくださいね。

多汗症の種類とは?

多汗症といっても色々と種類があるものです。
ここではその種類について紹介していきますね。

まず多汗症は、大きく分けて5つにわけられます。
それがこれです。

・全身性多汗症
・手掌多汗症
・局所性多汗症
・味覚性多汗症
・足蹠多汗症

まず全身性多汗症から見て行きましょう。
全身性多汗症とは、全身から大量の汗が発生する状態です。
部位としては、胸、お腹、背中、お尻、大腿部ですね。
ここから汗をかかれる人が多いようです。

この全身性多汗症は生まれつきの人もいます。
また病気によって全身性多汗症になられるかたもいます。

次に手掌多汗症です。
手掌多汗症とは読んで字のごとくです。
これは手のひらから尋常ではない汗が出る多汗症です。

誰でも緊張すると手に汗をかきます。
あなたも経験があるでしょう。
ですが、手掌多汗症の方は特に緊張していなくても汗をかくのです。

これが手掌多汗症の特徴ですよ。

また局所性多汗症は、自律神経のバランスが乱れてしまい、特定の部位から汗が大量に出る状態のようです。
この局所性多汗症の汗をかく部位はこのようなところです。

主に頭部、手のひら、足裏、腋下、顔などです。

また味覚性多汗症というのは、食事をすると大量に汗をかく状態のことです。
辛いものを食べた時あなたも汗をかかれると思いますがこの味覚性多汗症はその比ではないのです。
酸味や辛味の強い食べ物を食べると、滴るほどの汗をかくのです。

最後に足蹠多汗症です。
この足蹠多汗症は、足裏に大量の汗をかく状態のことです。
ですから、靴下がすぐにビショビショになるそうですよ。
これはかなり困りますね。

どの多汗症にしても大変そうです。