関節痛にはヒアルロン酸なの?

ヒアルロン酸、この言葉は最近テレビでもよく聞く言葉です。
このヒアルロン酸は美容効果が有名です。
ですが美容だけではありません。

このヒアルロン酸は関節痛にも効くのです。
ヒアルロン酸は年齢を重ねるごとに減少してしまいます。
ですが減少するヒアルロン酸を補うことで、軟骨の磨耗や炎症を抑えられます。

関節痛の改善のためにヒアルロン酸を補うのなら効果的な方法があります。
それが関節内注射です。

関節内注射とは高分子ヒアルロン酸を関節痛を発症している関節内に直接注射します。
この手法は約20年の歴史があります。
そして、世界中で広く用いられています。

しかも関節内注射は健康保険が適用されます。
まあ医師が関節痛の治療に必要だと判断すればですけどね(^^)
その場合は三割負担の場合で1回3千円。

これくらいの費用と考えておいてください。

ただ、この関節内注射は効果がない方もいます(T_T)
ですから、実際に関節内注射をしてみなくては、効果があるかどうかはわかりません。
一か八かです。

また副作用もあります。
注射をしてから3日くらい痛みや腫れが強く起こる方もいるそうです。
このような症状を起こすのは20人に1人くらいの割合だそうです。

それに、関節痛が改善した嬉しさから、急に運動量を増やしてしまういけません。
なぜなら関節痛が悪化する恐れもあるためです。

ですので関節内注射で関節痛が改善したからといって運動はできるだけ控えて安静を心がける必要がありますよ。

関節痛に使う薬はどんなもの?

関節痛にはどんな薬を使うのでしょうか?
それは病院で処方されるのはまあこれでする

抗炎症薬でしょうね。

関節痛は関節が何らかの原因によって炎症を起こしているために痛みを感じます。
だからこそ抗炎症薬でその炎症を抑えて痛みを改善するのです。
合理的です。

この抗炎症薬には2種類あります。
それは、ステロイド製剤非ステロイド性抗炎症薬(消炎鎮痛剤)です。
それで関節リウマチなどによく用いられるステロイド製剤は、効果が高いです。

けれどもステロイド製には残念ながら強い副作用があります。

一般的には非ステロイド性抗炎症薬(消炎鎮痛剤)の方が処方されます。
そして、経口剤の他に、貼り薬や塗り薬といった外用薬も使用されるようです。

アスピリンイブプロフェンロキソプロフェンナトリウムインドメタシンなど、たくさんの種類があります。
あなたもCMなどで聞いたことがあることでしょう。

こういった市販薬で効果も期待できます。

また、関節痛が改善しない場合や関節痛の原因によっては違う方法があります。
それは 関節内注入薬として、ヒアルロン酸ナトリウムやステロイド剤を注射することもあります。

こういったものが関節痛に使われる薬です(^^)

一時的な関節痛であれば、市販薬で治せることもあるかもしれません。

でも、長期間市販薬を使い続けるのは体に負担がかかりますし、関節痛の原因によっては改善しないこともありますから、治らないようなら医師の診察を受けるようにしましょう。

風邪と関節痛の因果関係

風邪によって関節痛になります。
これはあなたも経験済みですよね。

ではどうして風邪で関節痛になるのでしょうか?
その理由として三つあります。

・PGE2(プロスタグランジンE2)の分泌
・炎症の影響
・免疫力の低下

です。

ウイルスに感染すると、撃退しなければいけません。
そのため免疫細胞の生成と共に、PGE2(プロスタグランジンE2)が分泌されます。
知っていましたか?

このPGE2が関節痛になる犯人の一人です。
このPGE2には、関節痛を起こす作用があります。
そのために風邪を引くと関節が痛くなるのです。

また、ウイルス感染による炎症の影響もあります。
それで、全身の血管が拡張されると関節痛が起こるというメカニズムです。

それに、風邪によって免疫力が低下します。
そうすると普段なら抑えられている体の弱いところの症状が出やすくなるそうです。

これが風邪と関節痛との因果関係です。

この場合の関節痛は、風邪による免疫低下が原因になっているため、風邪が治って免疫力が回復しなければ関節痛も改善しません。

関節痛に対する対症療法を行うのではなく、安静にしたり、薬を飲んだりして、風邪を治すようにしましょう。