ひな祭りに食べる定番のものといえば何でしょう?
そう、ちらし寿司ですよね。
でもどうしてひな祭りにちらし寿司を食べるのでしょうか?
ここでは、ひな祭りに何故ちらし寿司を食べるのかについて解説しますよ。
ちらし寿司をひな祭りに食べるのはなぜ?
ワタシの家でもひな祭りにはなんとなく世の流れに沿ってちらし寿司作って食べております。
でも何でひな祭りにちらし寿司なのかあなたはご存知でしょうか?
それは、お祝い事やお祭りには、綺麗に飾った祭り寿司を作りますよね。
このような習慣がどこの地方にもあります。
ワタシも以前暇の時に全国の祭り寿司を調べてみたことがあります。
岡山の祭り寿司はバラ寿司でした。
ワタシの推測ではおそらくその辺からきたと睨んでいるのですよ。
ちなみに関東の祭り寿司は太巻き寿司ですよね。
これが昔から有名です。
ですが、昔はちゃんと太巻きだった記憶があります。
そして、今でも忠実に守って太巻きを作っているところもあるんですよ。
また他の地方でもそれぞれの祭り寿司がありますよね。
ですが最近では同じような材料でも手軽に作れる五目寿司の方が優先したのですね。
それがもっと進化したのが茶巾でお雛様のお人形を模った雛寿司ですね。
これを見た時は凄いと感嘆したものです(^^)
ちなみに桃のお節句には、菜の花をちらしたりした、ちらし寿司と蛤のお吸い物を食べますよね。
このような習慣が桃の節句にはありますがこの蛤はおひな祭りには欠かせない女の子の貞操を守る意味があるですよ。
ちらし寿司をひな祭りに食べる由来は?
ちらし寿司そのものに、ひな祭りのいわれはありません。
では何故食べられるようになったのでしょう?
それは縁起のいい具が祝いの席にふさわしからです。
ちらし寿司の具材は
・えび(長生き)
・れんこん(見通しがきく)
・豆(健康でまめに働ける)
など縁起のいい具が入れられますからね(^^)
また、みつば、玉子、にんじんなどの華やかな彩りを飾ってくれます。
これが食卓に春を呼んでくれるように感じさせてくれます。
そのため、ひな祭りの定番メニューとなったとも言われております。
ちなみにこの他にも
・大昔、三月の節句で「なれずし」という古代の発酵鮨を食べる習慣があったという説。
・中国地方で、食べる風習があったという説。
・京都の宮中(ひな祭りのモデルとなった皇室)では、海産物を使った料理がごちそうだったという説。
・ちらしずしを「まつりずし」という地域があるという説。
・ちらしずしと、桃の花がほころび、散って実を結ぶとかけたという説。
このような説がありますよ。
色々とあるようですが実際のところは不明です^^;
ちらし寿司をひな祭りに食べる意味は?
ちらし寿司は、昔は具を全部手作りでした。
まあ当然ですけどね。
しかも味や色が混ざらないように、野菜は全部1種類づつ別々に煮ていました。
このように手間のかかることをやっていました。
まあ、今でもそういう作り方をする人も、いないことはないでしょうが…^^;
ちょっと書いてみただけでも手作りで全部やろうとしたら、ちらし寿司は手間隙が掛かる料理だということが理解できます。
同じように手間隙が掛かるものとして、赤飯もあります。
手間隙がかかるのでこれらはやたらといつでも食べられるものでありません。
ちらし寿司や赤飯は、節句や慶事など、「特別な日(ハレの日)」のお祝いの日のご馳走なのですよ。
けれども、お祝い事って、何もひな祭りだけではありません。
思いつくお祝いといえば身近なところでは誕生日、入学式や卒業式ですね。
あるいは、運動会や遠足のようなちょっとしたイベント、地域のお祭の日、ひな祭り以外の年に何回かある節句でしょうか。
これらの日にも、ちらし寿司や赤飯は食べられてきた。
なので、決して昔から”ひな祭りの日だけの限定食”ではありません。
でも今は、ちらし寿司の素もあります。
また、スーパーや弁当やでもいつも売っていますよね。
なのでちらし寿司は、昔のような「ハレの日の特別なご馳走」という感覚は、大分薄れてしまました。
現在では何にも特別なイベントが無いのにちらし寿司ということもおかしなこととは言えなくなっています。
けれども、本来はそういう特別な物だったという意識は持っておきたいものです。
日本人ならこのようなことを知識として持っていていたいものですよね。
まとめ
ひな祭りは女の子のお祝いです。
日本にお住まいなら、ちらし寿司でお子さんにご馳走してあげましょうね(^^)