高血圧の中でも特にやっかいなものがあります。
それが、コントロール不良高血圧なんです。
このコントロール不良高血圧とは、食事メニューを見直したり、血圧を安定させる降圧薬を服用しても、血圧が下がりません(T_T)
このような高血圧のことをコントロール不良高血圧といいます。
このコントロール不良高血圧に悩まされている患者さんは多いそうです。
なんと、高血圧の方の2割くらいの割合を占めているというから驚きです。
コントロール不良高血圧の場合、高血圧によって引き起こされる病気があります。
それが動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞です。
こういった恐ろしい病気を発症させるリスクが高いそうですよ(T_T)
コントロール不良高血圧は通常の高血圧患者の3倍~4倍くらい脳卒中の発症率がアップするといわれています。
なので、常に危険な状態だと思って間違いはありません。
ただ、上手く血圧をコントロールできないからといって諦めてはいけません。
諦めてしまうと、様々な病気にかかってしまうことになります。
なので、自棄にならずに治療を続けましょうね。
根気良く治療を続けながら、どうして血圧をコントロールできないのか、医師と一緒にその原因を探しましょう。
こうする必要がありますよ。
コントロール不良高血圧になる原因は、ストレスや睡眠時無呼吸症候群、生活習慣、降圧薬の複数使用などだと考えられています。
ですから、該当しそうな原因を改善しましょう。
それしかないでしょうね。
高血圧にも種類がある?
高血圧は、大きく以下の二種類があります。
それがコレです。
・本態性高血圧
・二次性高血圧
本態性高血圧とは、遺伝や生活習慣などの影響で発症します。
このような高血圧のことを本態性高血圧といいます。
この本態性高血圧に悩まされている患者さんは多いそうです。
なんと、日本人の高血圧患者の9割は本態性高血圧だそうですよ。
そのため、自分が高血圧になった場合、本態性高血圧の可能性が極めて高いと思いましょう。
一方、二次性高血圧は、なんなのでしょう?
それは、何かしらの病気や薬などの影響によって発症するのです。
これは原因がハッキリとしています。
なので、病気を治療したり、薬を変更しましょう。
そうすることによって高血圧が改善する可能性が高いのです。
この二次性高血圧を発症させる可能性が高い病気としては、腎臓の疾患や褐色細胞腫、クッシング症候群などです。
これらが挙げられます。
また、この二種類以外にもいろいろあります。
例えば、白衣高血圧や仮面高血圧、早朝高血圧ですね。
これらがよく知られています。
白衣高血圧は自宅では問題がないのに、病院で測ると血圧が高くなります。
こういった高血圧をこう呼びます。
逆のケースもあります。
それは、仮面高血圧だと病院で測ると正常値になるのに、日常生活では血圧が高くなるというものです。
そして、早朝高血圧は、その名の通りです。
これは、朝だけ血圧が高くなる高血圧のことですよ。