パーキンソン病とパーキンソン症候群の違いは?

パーキンソン病とパーキンソン症候群というものがあります。
この違いが判りますか?

名前は似ていますものね。
では実際はどのような違いがあるのでしょう。

それは現れる症状が大きく違います。
その違いをこれから説明します。

まず、パーキンソン病とは、黒質と呼ばれる脳の一部の神経細胞に異常が起こります。
それで、脳のドーパミンの分泌が低下してしまう病気と思っておいてください。

一方、パーキンソン症候群とは、パーキンソン病と同じような症状です。
ですが、パーキンソン病とは異なる原因によって引き起こされている病気なのです。

ではどのような要因でパーキンソン症候群を引き起こすのでしょう。
それはこれです。

・薬
・脳血管性パーキンソニズム
・病気

パーキンソン症候群を引き起こす最も多い原因ははなんだと思います。
それは薬の服用です。

パーキンソン症候群を起こしやすい薬というものがあります。
それを服用することで発症することがあるというのです(T_T)

次は脳血管性パーキンソニズムの説明です。
この脳血管性パーキンソニズムとは、脳梗塞などによって脳に出血を伴った際に起こる症状のことです。

これもパーキンソン症候群の原因なのです。

また神経変性疾患が原因でパーキンソン症候群が引き起こされます。
その病気とはこれです。

・進行性核上性麻痺
・大脳皮質基底核変性症

パーキンソン病とパーキンソン症候群の違いは、その原因と覚えておいてください。