寒くなるとインフルエンザは流行します。
小学校や中学校が学級閉鎖になったというニュースは毎年耳にしますよね。
寒くなればどうしてもインフルエンザの流行は止められません。
ですが、インフルエンザにかからないように予防することは出来ますよ。
ここでは、インフルエンザの予防に効果的なは対策をご紹介いたします。
インフルエンザの予防で効果的なものとは?
インフルエンザにかかりたいという物好きはいないでしょう。
ですからそうないためにはどうすればよいのでしょうか?
インフルエンザを予防する有効な方法というものがあります。
それがこれらです。
まずは、流行前のワクチン接種ですね。
このインフルエンザワクチンは、感染後に発病する可能性を低くしてくれます(^^)
また、インフルエンザにかかった場合の重症化防止に有効なんですよ。
だからこそ、ワクチン接種をする方が今増加しているのです。
次に有効なのが咳エチケットですね。
これは飛沫感染対策なのです。
インフルエンザの主な感染経路ってなんだと思います?
それは咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴なんですよ。
これを飛沫感染と呼びます。
ですから、飛沫を浴びないようにすればいいんです(^^)
そうすれば、インフルエンザに感染する可能性はかなり減少するんですよ。
ただし、親しい間柄の場合には飛沫感染を防ぐことは困難です。
それにインフルエンザウイルスに感染した場合、感染者全員が高熱や急性呼吸器症状が現れる訳ではありません。
もし感染したとしても、全く症状のない不顕性感染例があります。
また、感冒様症状のみでインフルエンザウイルスに感染していることを本人も周囲も気が付かない軽症例も…(T_T)
こういった例も少なくありません。
ですから、インフルエンザの飛沫感染対策としては、これらを気をつけてください。
・ 咳やくしゃみが出るときはできるだけマスク装着をしておきましょう。
・ マスクがなく、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手洗いを行う。
次は外出後の手洗いですね。
水を流しての手洗いや石鹸による手洗いは手や指についたインフルエンザウイルスを除去するのに効果的な方法ですよ。
また、手洗いが有効なのは、インフルエンザだけではありません。
インフルエンザに限らず接触感染を感染経路とする感染症対策の基本か手洗いなのですよ。
またインフルエンザウイルスはアルコールによる消毒も有効です。
アルコール消毒でもインフルエンザウイルスには効果が高いですから、アルコール製剤による手指衛生もオススメですね。
次は適度な湿度の保持です。
まず、空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下してしまいます。
こうなると、インフルエンザにかかりやすくなりのですよ。
冬場の室内は特に乾燥しやすいですからね。
乾燥させないためにも室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つちましょう。
これもインフルエンザの予防には効果的ですね。
次は十分な休養とバランスのとれた栄養摂取です。
体の抵抗力を高めるために必要な事といえばこれです。
十分な休養とバランスのとれた栄養摂取ですよね。
なので日ごろから十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を心がけましょう。
あと、 人混みや繁華街への外出を控えることもインフルエンザの予防には効果的ですね。
インフルエンザが流行してきたら、人混みや繁華街への外出を控えましょうね。
特に御高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、疲労気味、睡眠不足の方はもってのほかですよ。
でも、やむを得ず外出して人混みに入らなければいけないこともありますよね。
そういった場合には、ある程度の飛沫等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用しましょう。
これも一つのインフルエンザ防御策なのです。
ただし、不織布製のマスクを着用していても人混みに入る時間は極力短くしたほうが無難ですね。
インフルエンザの予防で手洗いやうがいの効果は?
手指衛生は、インフルエンザの感染を防ぐ上で非常に重要なんですよ。
このことは、世界の常識ですよね。
またインフルエンザウイルスは咳やくしゃみで出た飛沫を直接吸込んで感染する飛沫感染以外にも感染する可能性があります。
それは、飛沫で汚染された手指や物、周囲環境の表面から手を介して接触感染ですね。
だからこそ、手洗い・手指消毒は非常に重要だといえます。
手洗い、手指消毒の効果を説明します。
ある会社がインフルエンザウイルスを用いて、手洗い・手指消毒の有効性を検証したそうです。
その結果、どちらも15秒以上の作用時間で有効であるという結果になりました。
インフルエンザに効果的な手洗いの方法はこれらです。
まず、石けん液を泡立てましょう。
そうしながら、もみ洗いをしたください。
また、洗ったあとに手をしっかり乾かしましょう。
しっかりと乾かすことも大切ですよ。
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あと、手指消毒用アルコールは、しっかりすり込む必要があります。
手洗いのポイントとしては、インフルエンザウイルスというのは、エンベロープという脂質性の膜をウイルス粒子のいちばん外側にもっています。
そして、この膜にウイルスが細胞に感染する上で重要なHAやNAがあるんです。
このエンベロープは、ウイルス増殖して細胞から出るときに、被って出て来ます。
ですから、ヒトに感染するウイルスは、その成分がよく似ているのですよ。
またエンベロープは、脂質性です。
この脂質製とは水に溶けにくく油に溶けやすいような性質のことです。
この脂質性のため、エタノールなどのアルコールによって簡単に壊すことができます。
ちなみにエンベロープを壊されたウイルスは、感染に重要なたんぱくなどを失います。
こうなると、感染性がなくなりますよ。
このエンベロープを持つウイルスは、消毒剤などに対する抵抗性が弱いですね。
また、作用の穏やかなものでも効くのです。
だからこそ、石鹸などの界面活性剤は、脂質性の相互作用で付着したウイルスを落としやすくするのです。
また、殺菌剤などを含むものは、エンベロープに作用してウイルスの感染性をなくす効果もありますね。
ですからより確実に行いたい場合は、手洗い後に速乾性のアルコール製剤を使用することをオススメします。
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また、汚れが目に見えて明らかなときは、石けんと流水(またはお湯)で手を洗ってくださいね。
ただ場合によっては石けんと流水が使用できないときこともありますよね。
また汚れが明らかでないケースも考えられます。
そういった時には、アルコール系の速乾性手指消毒剤が有効ですね。
ただし、お湯の使用や、頻繁な手洗い、手指消毒は手荒れになっちゃいます。
手が荒れると手洗いがなおざりになりがちです。
ワタシの場合はそうです^^;
ですから手洗い、手指消毒が多くなる流行シーズンは、手肌のケアも大切といえます。
次はうがいをみていきましょう。
うがいは、機械的な洗浄効果があります。
またさらにうがい薬を用いた場合は、殺菌力や化学的洗浄効果もあります。
それにによって、口腔を通じて侵入してくるウイルスや細菌などに対して効果テキメンなんですよ(^^)
またうがいによって、口の中がスッキリしますよね。
これにより、気分がリフレッシュできます。
またうがいで、口臭を防いだりもできます。
それに、虫歯や歯周病を防ぐのもうがいってあるんですよ(^^)
でもどうして、うがいって効果があるのでしょう。
それは、まず空気中の細菌やウイルスなどに対する人の防御機能のことについて説明しなければいけないのです。
この防衛機能には、だ液などの分泌液があります。
この唾液には殺菌成分が含まれているんです。
またα-連鎖球菌などの口腔内の微生物もいます。
これらは、外から来る細菌などが定着するのを防いでくれますよ
あと喉には細かい毛(線毛)と、その表面に粘液があり存在します。
この粘液が細菌やホコリなどをとらえるのです。
そして、線毛運動が粘液といっしょにこれらを外にむかって追い出してくれます。
ただ、それらを乗り越えて肺にまで達するものもいます。
けど大丈夫です。
肺にはマクロファージという細胞があります。
これが細菌を食べて消化して殺菌してくれますよ。
また肺の好中球も同じように菌を殺してくれるのです
うがいは、口腔やのどを洗浄しててくれます。
それにより、細菌やちり・ホコリなどを粘液といっしょに取り除いてくれます。
またうがいには、のどを適度に刺激して粘液の分泌や血行を盛んにしてくれますよ。
それに、のどの潤いを保って、線毛運動の衰えを防ぐという効果もうがいにはあるのです。
ただ、インフルエンザに対する効果にうがいの予防効果に科学的根拠がないといわれて久しかったです。
それが、最近、京都大学のグループよって、うがいの「かぜ」予防の有効性が科学的に実証してくれましたよ(^^)
調査は2002~2003年の冬場に行われました。
この時の調査対象は全国で18~65歳の合計約380名のボランティアでした。
こ380名のボランティアさんを、「水でうがい」、「ヨウ素系うがい薬でうがい」、「何もしない」の3群に分けました。
それで2カ月間の追跡調査を行ったそうです。
ちなみにうがいは15秒を2度行い、1日3回以上実施されたそうです。
その結果、「水うがい群」は対照の「何もしない群」に比べてかぜの発症が40%減ったそうですよ。
これによりうがいのかぜ予防効果が実証されたのです。
ただ、「ヨウ素系うがい薬群」では、対照群と差がはなかったみたいです。
その原因として、正常細菌のバランスが、薬によって壊されたためではないかと言われています。
ただし、この試験では、調査対象からインフルエンザは除外されているのです。
それにインフルエンザウイルスは、かぜのウイルスよりも感染力が強いですよね。
ですから、この研究結果が、インフルエンザに適用できるかどうかは不透明です。
ただ、うがいは、インフルエンザを含めかぜのような感染様式をもつ感染症には一定の効果は期待できるでしょうね。
またうがい薬は、気道内に付着した細菌やウイルスを体外へ洗い流す作用に優れています。
うがい薬を使ったほうが、水うがいよりも効果がありますよ。
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インフルエンザの予防でマスクの効果は?
インフルエンザの症状のある人がマスクをすることで、咳やくしゃみの飛沫をマスクの内にとどめることができます。
これにより、環境周囲への飛散をある程度防ぐことが可能です。
まあウイルス自体の大きさ(100nm~1000nm)は、マスクの目に比べるとはるかに小さいものですけどね。
それでも、飛沫はその大きさや表面の電荷(帯電)によって、マスクが捕捉してくれますよ。
また、感染していないヒトがマスクをすることで、飛沫の吸入を抑えられます。
それ以外にも、汚染された手で鼻や口を触る機会が減りますよね。
これにより、接触感染の防止できます。
あと、マスクをすることでのど周辺の乾燥を抑え、のどの防御機能が低下するのを抑える効果をうたったマスクも存在します。
また、インフルエンザに限らず、すべての呼吸器感染症の拡大を防ぐ上で基本となるものがあります。
それが、咳エチケット(Respiratory hygiene &Cough etiquette)なのです。
咳エチケットとはコレらです。
あと、くしゃみをするとき他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。
2 押さえた手は、すぐに石けんを用いた手洗いをしましょう。
3 鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにフタ付きの専用のゴミ箱に捨てましょう。
4 咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。
マスクは病院などにて使用されているより透過性の低い「サージカルマスク」がいいでしょうね。
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でも、通常の市販マスクでも咳をしている人のウイルスの拡散をある程度は防ぐ効果がありますよ(^^)
まとめ
インフルエンザを発症すると大変です。
自分もツライですが周りにも迷惑をかけます。
できるだけインフルエンザにかからないように予防対策を行いましょう(^^)